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雪景色のよしかわへ、ぜひお越しください!

やや雪が少なめだった今年の冬。
いつもは2~3メートルもの雪が降り積もる山間部でも1メートル位。
しかし25日からは大雪となり、
今日27日現在、平地部では80センチ、山間部でも1メートル50センチの積雪となっています。
今日ご紹介する写真は今朝撮影したものですが、
どうでしょうか、ようやく「豪雪地帯・よしかわの冬」らしい景色になりました。

よしかわ杜氏の郷大雪1

しかし先週は寒さがゆるみ、週末には雪が溶け出すほどでした。
<パルシステム東京>の組合員さんの「酒造り体験」が行われたのは
そんな最中の21日・22日の2日間でした。

60人以上の応募者から抽選で選ばれたお子様5人を含む20名の皆さんが、
よしかわ杜氏の郷を来訪、お酒造りを体験する、というツアー企画です。
旧よしかわ町の時代から<パルシステム東京>様とはご縁が深く、
「コア産地」として、「田植え体験」「稲刈り体験」など産地交流を行っており、
その一環のイベントです。当初は少人数だったご参加者様も徐々に増えて、
今では人気イベントになっています。

さて、組合員の皆様は東京から到着後すぐに蔵の中に入っていただき、さっそく酒造り体験。
洗米や蒸し米の「枯らし」(蒸したお米を運んで、薄く広げる作業です)、
麹作りなどをお手伝い頂きました。

その後、山間部にある廃校を利用した宿泊施設「スカイトピア遊ランド」に移動、
雪一面の広い元校庭に作った「かまくら」の中で焼きたてのお餅や、
よしかわ杜氏の郷の酒粕でつくった甘酒を楽しんでいただく、という目論見だったのですが…

いざ、「かまくら」の中に入ってみると…
数日続いた暖かさに、
大人数の体温や料理の温度が加わって…
徐々に雪が緩んでかまくらの天井は溶け出して、
皆さんのコートやジャケットを濡らし、足元もだんだんとぬかるみのようになり…
やがて最後には「かまくら」はあえなく崩落!

よしかわのかまくら1
↑写真は2009年のパルシステム東京様の「酒造り体験」の際のかまくら。
夜、かまくらの中にろうそくを灯すと、幻想的な風景に一変します。
今年もこんな雰囲気をイメージしていたのですが…



思わぬアクシデントにお子様たちは大喜び、大人は大はしゃぎの子供達を見ながら苦笑い…
なんとも申し訳なく、なさけないことになってしまいました。

組合員の皆さんは翌日、上越ならではのふのりや山芋を使った蕎麦打ちや、
餅つきなどをご体験、大満足のご様子でお帰りになりましたが、
今日のような雪国らしい・よしかわらしい雪景色を見せて差し上げたかったものです。

よしかわ杜氏の郷大雪2

さて、ご紹介した写真をご覧になって、
「これではよしかわに行くのは無理?」とお思いになった方も多いかと思いますが、ご安心ください。

よしかわの道路では、豪雪地帯ならではの入念な除雪が行われているのです。
夜に降り積もった雪も、明け方には除雪車が稼動してきれいに一掃。
交通に不便はありません(もちろんチェーンやスタッドレスタイヤ 、そして注意深い運転は必要ですが)。

よしかわの蔵では今酒造りの真っ盛り、
洗米・蒸し米・麹造り・仕込み・搾り…お酒造りのあらゆる作業が同時進行中。
酒造りの様子をじっくりご覧いただけます。

そして毎日イキイキした味わいの「新酒」が続々誕生中!販売も開始しています。

冬ならではの「酒造りの作業」そして「新酒」、
ぜひ「よしかわ杜氏の郷」にご来訪いただき、お楽しみください。

※売店内の<足湯>は土日・祭日に行っていますが、予告なく中止となる場合がありますので、
お電話にてご確認ください。


ミニかまくら
↑バケツでつくった、ミニかまくら。こんな遊びも雪国ならではです。

越後よしかわ杜氏の郷


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よしかわ狸の秋支度

山間部の大賀地区のコシヒカリ圃場で、狸を見かけました。

よしかわ狸

絵本やマンガに出てくる狸よりずいぶんとスリムに見えます。
そう、すらっとしているのが夏の狸の特徴。
秋になると冬に備えてたくさん餌を食べて脂肪を蓄え体重は1.5倍にもなり、
よしかわのような積雪の多い寒冷地では、長い冬毛を生やします。
ずんぐり丸っこいイメージは、冬の姿なのです。

狸は夜行性の動物で、森の中に暮らし、夜中に自分の餌場を巡回して、
ネズミやカエル、鳥や鳥の卵、川の魚や昆虫などの小動物や、果実などを食べます。
だから、夜道を運転していると、突然目の前を横切ることもしばしば。

この狸が昼日中に餌を求めて森から出てきたのは、
冬に向けてたくさん食べておく必要があるからでしょう。
まだまだ暑い日が多いですが、秋は確実にやってきています。

越後よしかわ杜氏の郷

よしかわのお米は順調に登熟中、稲刈りも間近です。

今年は7月20日頃から猛烈な日照が続き、連日35度を超える猛暑日でした。
こんな夏にはふつう夕立があるものですが、それも皆無。
9月上旬までに雨が降ったのはわずか2日くらいでしょうか。それもごく少量の降雨でした。
こんな年は記憶にありません。

山田錦
↑山田錦の圃場 撮影:9月13日 

しかし9月8日、大風の接近に伴ってようやくまとまった雨が降りました。

稲穂が出てからは比較的水を必要とする時期です。
ここで日照りが続くと、米がうまく生長できず、収穫量や品質に大きな影響が出ます。
稲作にとって台風は大敵ですが、今回ばかりは助けられた気分ですね。

さて、8月には稲の受粉の様子をお知らせしましたが、
よしかわの永田農法山田錦もコシヒカリも、どちらも順調に登熟、
じっくり、しっかりと実を充実させています。

よしかわ大賀コシヒカリ
↑大賀地区のコシヒカリ圃場 撮影:9月13日

これはコシヒカリの圃場。
先ほどの山田錦も、コシヒカリも、
台風に伴う大雨にも稲倒伏することなく、しっかり立っています。
これは、稲の背丈が短く、茎が太く、実の数も適量だからです。
この位ピンとしていれば、台風が来ても大丈夫。
刈り取りまで健康に育つでしょう。


一方、下の写真は残念ながら倒伏してしまった稲。
倒伏した稲

同じ地域ですが一般栽培の稲のため、
永田農法栽培のものに比べ丈が長く、茎は細く、実の数も多くなってしまっていました。
その結果、風雨を受けて倒れてしまったのです。

稲が倒れるということは、茎が曲がり、
地面からの栄養や水分が実に行き渡りづらくなるということです。
このようになると米が未熟のまま収穫を迎える可能性があります。
しいな米(籾殻だけで中身の無い米)、死米(しにまい)(澱粉集積度が30~60%で停止した米)、
死青米(しにあおまい)、未熟米(澱粉集積度が60~90%)などは倒伏によって発生することが多いのです。

茎が曲がっているだけならまだしも、台風などで茎が折れると、
完全に導管(植物の体で根から吸収した水分やイオンをが全身に行き渡らせる管。
動物の動脈に相当します。)が断たれてしまいます。こうなると、今までの苦労が全て水の泡ですね。
だから、まず第一に倒れにくい稲を育てること。これが永田農法の基本であり極意なのです。

倒伏した田んぼの景色は皆さんもどこかで見たことがあると思います。
気候や肥料の与えすぎの影響で稲の丈が長くなりすぎたり倒伏したりすることは、
消費者の方も、生産者の多くも、当然避けられないことと思っている方が多いのですが、
実は植物に対する知識と技術と、そして手間を掛ければ、避けられることなのです。
美味しい作物を作るために、植物が理想的な生育状態になるようにコントロールする。
そんな農業が永田農法なのです。


よしかわ大賀コシヒカリの穂

永田農法の特徴は穂を見てもおわかりいただけます。

永田農法では、一穂に付ける実の数(1穂籾数)は、100粒が理想。この写真がまさにその状態です。
穂の先まできれいに粒が揃い、しいな米・死米・未熟米などの屑米は全くありません。
穂は先端から熟し始めますが、あまり実をつけすぎると、
元(下)のほうが完熟できず、しいな米ばかりになってしまいます。
多すぎず、少なすぎず、付けた実は全てがきれいに完熟する。
これも永田農法農家の腕のみせどころです。

ちなみにこの田んぼはあと数日で刈り取りの予定。
最後の最後まで稲を枯らさずに実を熟成させていくのも永田農法ならでは。
この稲も糖度が最高の状態で収穫できそうです。

越後よしかわ杜氏の郷

台風一過、コシヒカリが開花しました。

8月11日から12日にかけて新潟をかすめて秋田に上陸した台風12号。
この酷暑のため稲が背が高く生長しすぎてしまっていた東北や北海道では大分被害が出たようです。

台風は米農家には大きな脅威。強風のため稲や籾が痛んだり、倒伏したり、
あるいはフェーン現象による乾いた風のために稲穂の水分が奪われてしまうなど、
お米の品質や収量に大きな影響を与えることがあるからです。
また特に日本海側では台風が海水を巻き上げて田に降らせ「塩風害」が発生することもあります。
最近では04年、佐渡で台風による塩風害が起こって大不作になるということがあったばかり。

よしかわではこのころちょうどコシヒカリの出穂直前。
出穂時に風雨を受けると、受粉が進まなくなることがあるので、
台風の動きには胃が痛くなるほど心配でしたが、丈が短く頑丈に育った稲は風雨に耐え、
台風の通過直後に無事に出穂、そして開花を迎えることができました。

コシヒカリ出穂


上はコシヒカリの花。出穂、開花が始まったのは土曜日(14日)頃からです。
「稲の花」というのはとても地味で、花びらはなく、もみが縦に割れて(「えい」といいます)、
その中から白いおしべが飛び出してくるだけ。写真にある、一見、白い花に見えるものが「おしべ」です。
出穂するとすぐにもみが開き、おしべ6本とめしべ1本が出てきます。

稲に花らしい花がないのは、受粉を虫や風に頼らない、自家受粉だから。
開花前後の短い時間の間におしべの花粉袋が開いて受粉が行われ、
受粉が終わるとほどなく「もみ」は閉じてしまい、2度と開きません。
ですから稲の花が見られるのは午前中の9時から12時ごろまでの間、たったの2~3時間ほどに過ぎません。

コシヒカリの開花


上の写真は、もみが開いて受粉しているところ。左側のもみに注目してください。
もみが2つに割れるように上に向かって口を開けたところを捉えることができました。これが受粉の瞬間です。
もみは熱と光によってぱっくりと開きますが、このとき、もみの中に収まっていたおしべが、
もみが開く反動で、しなるようにはじかれます。
はじかれたおしべには花粉袋(写真の中の「じゅんさい」のような形の白い物体)がついていますが、
この花粉袋は、はじかれた勢いで先端が破け、花粉を飛散させます。
この花粉が同じ稲穂の中にあるめしべに受粉するのです。
この後、まもなく口を閉じます。

もみの中では受粉した翌日から
胚が生長を始め、ほどなく、稲は頭を垂れ始めます。
コシヒカリはこれからほぼ1ヶ月かけて実(米粒)を充実させていきます。
いよいよ登熟期、というわけです。

出穂したコシヒカリと蜘蛛


良い米を造るためには、これからの時期の世話が大切。
田に水を入れる時期や量など、農家の腕前のふるいどころ。
田んぼのクモ君たちも元気に害虫を食べて、美味しいお米作りをサポートしてくれています。


大賀コシヒカリ圃場
↑よしかわ・大賀地区のコシヒカリ圃場

越後よしかわ杜氏の郷

夏を乗り切る越後のスタミナ食“くじら汁”

毎日暑い日が続きます。
今日は取って置きの越後ならではの“スタミナ料理”をご紹介します。

鯨汁
↑くじら汁

それは“くじら汁”。鯨の塩漬けと夕顔を使った味噌汁です。
毎日の蒸し暑さの中で続く農作業を乗り切るため、
昔から新潟地方で食されてきました。
鯨はナイアシン、ビタミンB12、たんぱく質、ビタミンB6、ミネラルが豊富。
疲れを回復させるビタミンB群や、
細胞を活性化させる亜鉛などのミネラルがたっぷりで、
他にも鉄分などもたくさん含まれているので、
疲れた体にはぴったりなのです。

そしてよしかわの夏の日常食“夕顔”と合わせるのがポイント。
夕顔は冬瓜よりも汁が浸みて美味しくなる野菜。
ちょっと脂っこいけれど濃厚な出汁が出る鯨との相性が抜群。
脂っこさを吸って汁はさっぱりとなり、
旨みの浸みとおった夕顔の味わいも絶品そのものなのです。

↓下は夕顔。全長30センチ以上にもなります。
夕顔1

よしかわでは鯨と夕顔だけで食べる家もあれば、
他にもジャガイモや茄子、茗荷や長ネギ、玉ねぎなど具沢山にして食す家もあります。
鯨と夕顔、味噌だけのシンプルな味わいも、
他の野菜の出汁が合わさった豊かな味わいも、どちらも格別のもの。

ちょっと疲れたとき、スタミナが心配なときなど、
ぜひお試しください。旨みと栄養が体にしみこむような気持ちになります。
もちろんお酒にもぴったりです。

鯨の塩漬けは新潟ではスーパーで簡単に手に入りますが、
ネット通販で扱っているところも結構あるようですので、
ぜひ手に入れて作ってみてください。

塩鯨
↑塩鯨。スーパーではこんな姿で売られています。

夕顔のお買い求めはぜひ“四季菜の郷”で。
安心・安全な農家の庭先野菜です。美味しいですよ!

「くじら汁」のレシピは、他の夕顔料理と併せて、
よしかわ杜氏の郷ホームページにレシピを記載しましたので、ぜひご覧ください。
「くじら汁」のレシピはこちら→http://www.yoshikawa-touji.co.jp/azi_yugao.html

越後よしかわ杜氏の郷
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toujinosato

Author:toujinosato
上越市吉川区の蔵元です。
永田農法で最高品質の酒米を育て、地元のブナ原生林の湧水を使い、江戸時代から続く吉川杜氏の技術で、米・水・技術すべてが100%地元産の「真の越後地酒」を作り、味噌・醤油、蕎麦などの伝統食品やジェラートなど、よしかわの美味しさを発信しています。

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