FC2ブログ

大雪の合間をぬって「雪室」にお酒を搬入しました。

テレビ等で報道されているとおり、
新潟では大雪が続いています。

1月31日にはよしかわの川谷地区は平地部の3倍以上にもなる、
やはり4メートル以上の積雪を記録、
地域の人々の安全が危ぶまれるほどになり、
災害救助法が適用されました。

今冬の川谷の初積雪は12月15日で、3cm。
1mを突破したのは12月30日で1m20cm、2m突破が1月8日で2m4cm、3m突破が1月20日で3m36cm、
そして1月30日に4mを突破、2月1日の積雪は4m12cmでした。

川谷地域の人々は度重なる雪降ろしや道付け、見回りなどで疲労困憊しています。

上越市全域では、2010年12月以降、雪による死者が3人、重軽傷者が38人出ているほか、
建物への被害は、住宅3棟、農作業所など非住家25棟にのぼっています。

もともと日本一の豪雪地帯であるよしかわは、
「雪との戦い」があたりまえ。
雪に対しても万全な対策が採られていますが、
今回の積雪はそれを凌駕してしまったようです。


2月3日節分の日、
魚沼市では4メートルを超える降雪があり、
自衛隊が災害派遣で除雪作業に入りましたが、
よしかわではこの日は雪はおさまり、
雪室へのお酒の搬入を行いました。

このお酒が初夏から販売の「雪室熟成酒」になります。

雪室熟成酒は、まず雪室の奥に充分に雪を詰め込み、その後瓶に詰めた無濾過生原酒を搬入し、
さらに瓶の上に雪を被せてそのまま初夏まで静置します。
この雪はほとんど溶けることなく、6月になっても室の中は摂氏2度の温度に保たれたまま。
この環境が、新酒のフレッシュさと熟成の深みを併せ持つお酒を育てるのです。

厳しい雪国ならではの自然環境を利用したお酒。それが雪室熟成酒です。

雪室2
↑吉川杜氏の郷の雪室があるのは、
標高270メートルほどの中山間部。
日照の良い西向きの棚田がならぶ地域です。ここでも身長の倍ほどの雪が積もり、
蒲鉾型の雪室は、道路に面した入り口以外はすっかり雪に覆われています。



雪室1
↑お酒を室の中に静置した後、
 除雪機(ピーター)を使って天井まで雪を積み重ねていきます。
しっかり固まった雪が、室の中を夏まで摂氏2度以下に保ちます。


有りがたし 雪室熟成無濾過生原酒天恵楽 特別純米 雪室熟成無濾過生原酒

↑有りがたし 雪室熟成無濾過生原酒(右)
↑天恵楽 特別純米 雪室熟成無濾過生原酒(左)



全国的に「米の出来が悪い」といわれた昨年ですが、
よしかわの永田農法栽培の酒米の仕上がりは上出来。
いつにもましてフルーティでふくよかなお酒ができました。
6月に室から出したときの味わいも格別なものになりそうな予感がします。

★室の中の様子の詳しい記事はこちら
http://www.yoshikawa-touji.co.jp/yoshikawa_tushin_10/tushin10_2_13.html

★「雪室熟成酒」の詳細はこちら
http://www.yoshikawa-touji.co.jp/s3_season.html

越後よしかわ杜氏の郷
スポンサーサイト



カレンダー
01 | 2011/02 | 03
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 - - - - -
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール

toujinosato

Author:toujinosato
上越市吉川区の蔵元です。
永田農法で最高品質の酒米を育て、地元のブナ原生林の湧水を使い、江戸時代から続く吉川杜氏の技術で、米・水・技術すべてが100%地元産の「真の越後地酒」を作り、味噌・醤油、蕎麦などの伝統食品やジェラートなど、よしかわの美味しさを発信しています。

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード