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尾神岳の初雪

日本海側一帯が冷え込んだ、ここ数日。

よしかわの尾神岳には、昨19日朝初雪が降りました。
今日はよしかわの寒気はおさまりましたが、
もう高田周辺では雪になったとのこと。

尾神初雪

毎年どこかに書いているような気がしますが、
よしかわでは「尾神岳に3回雪が降ると、その後平地で雪になる」
と言われています。しかし今年はさっそく例外になりました。

よしかわは日本一の豪雪地帯。
3~4メートルにも及ぶ雪が降るときもあり、
家の出入りは2階から、というのも普通でした。

「雪国は大変ですね」といわれることも多いですが、
でもよしかわでは、
寒さと雪のおかげで田圃が冬の間に清浄になるため、
翌年は美味しいお米が出来、
また寒さのおかげで雑菌の影響を受けないので、
純粋なお米の味が生きたお酒が出来るのです。

寒さや雪は、私達の「米」「酒」にとっての「地の利」でもあります。

私達の蔵はよしかわの地の利を活かした「寒作り」。
冬にしか酒造りは行いません。
厳しい寒さの中での手の感覚がなくなるような洗米や、
その逆に恐ろしい暑さの蒸米、40℃に近い環境での夜昼をあけない麹造り・・。
過酷な作業が続きます。
でもこの季節にしか出来ないことに命をかけて、私達はお酒を造ります。

酒造りに関しての一番の味方は「寒さ」。
今年当蔵の受賞が続いたのも、
実は今年何回も続いて訪れた寒波のおかげ。
「もっと美味しいお酒を造ろう」という杜氏たちの努力もたいしたものでしたが、
それに、久々の大寒波が報いてくれたのでした。

今年は米作りにとって最高の天候に恵まれ、
思惑通りの最高レベルの酒米ができました。
このまま、天が私達酒屋もんにとって最高の天候をお与えくださることを、切に願います。
最高の酒米で、最高の寒さで、最高のお酒を造りたい。
尾神岳の初雪を見ると、そんな祈るような気持が湧いてきてなりません。

越後よしかわ杜氏の郷
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toujinosato

Author:toujinosato
上越市吉川区の蔵元です。
永田農法で最高品質の酒米を育て、地元のブナ原生林の湧水を使い、江戸時代から続く吉川杜氏の技術で、米・水・技術すべてが100%地元産の「真の越後地酒」を作り、味噌・醤油、蕎麦などの伝統食品やジェラートなど、よしかわの美味しさを発信しています。

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